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ANARCHY

「10年後のB-BOYたちがこのアルバムを聴くことになる」
by ANARCHY

「完璧なアルバムができた」インタビュー中にANARCHYは何度もそう言った。ANARCHYは口数が決して多い方ではないし、思ってもないことやありもしないことを言う人間ではない。だから、ANARCHYのこの一言だけで、"DIGGIN'ANARCHY"は聴く意味がある。ANARCHYが完璧=パーフェクトだと太鼓判を押しているのだ。実際に、このアルバムは完璧だ。ちなみに、このインタビューはANARCHYが日本の頂点に立った、その日に行われた。(インタビュー当日、ANARCHYはDJ AKIOとDIRTY KIDと一緒に富士山に登ってきた帰りだったのである。)
interviewer_BUNDAI YAMADA


ANARCHYの3rdアルバム"DIGGIN'ANARCHY"。ハーデストマガジンの読者は(何気なく今回初めて手に取ったという人は除き)、ほぼみんな聴いて、内容も熟知しているのではないかと勝手に思っているのだが、どうなのだろう。実際に今、CDを横に置いてインタビューをまとめているのだが、ジャケも裏ジャケもすべて、イイ。最高だ。だから最初にひとつだけ言っておきたい。「LISTEN!」

HDM:色んなところで仰っていることですが、今回は10のANARCHYを掘る(DIG)ということですね(このアルバムはイントロ+10曲で構成されている)。だから、どの曲も全然違いますね。雰囲気というか、曲調もそうですし。
ANARCHY:それは結構意識して作ったし、違う曲にしたかった。今まではできひんかったし、閃きもしなかった。これが俺のラップやと思い込んでいた部分があった。1stとか2ndでは。でもそんなレベルじゃなかった感じ、自分のラップが。それに、気付いた。

HDM:ANARCHY=GHETTOであり、またはそこを背景にした「生い立ち」のラッパー、みたいな「先入観」というか「固定観念」を壊す、グッドミュージックアルバムですね。
ANARCHY:だから、その、もともと生い立ちを自慢しているわけではないし、自分しか歌えへんことっていうのを意識していただけで、俺の生い立ちがこうやから「濃い」とか「すごい」っていう感覚は結構初めからない。

HDM:わかります。ただ、ラップの内容の幅が前作から飛躍的に広がっている感じはしました。
ANARCHY:メッセージはそんなになくても表現したいことはあったりするじゃないですか。俺が生きて見たものだけじゃなくて、感じたことから広がったというか。言葉で伝えるのは難しいし上手く言えへんけど、俺の中でラップの可能性も広がったし俺の中のアートが広がった感じ。"GRAND THEFT AUTO"っていう曲もそうだし、DABO君とRINO(LATINA〓)君とやっている"DEVILMAN"もそうやし。メッセージというよりも、ただ表現したいことがあったし、それが今までと違った部分。書き方というか。それをどう受け取られるか、とかは関係なくて、自分が表現したかったものを表現した感じ。視野が広がった部分はあるし、もっと歌いたいこととか表現したいことは今も増えてる。

HDM:そう思えたのに、今回MUROさんと制作したというのも大きい気がします。
ANARCHY:このアルバムは、MURO君としか作れへんアルバムやったし、今後もこれは作れへんし、これはこれでもう完璧なんですよ。はっきり言って言うことないっすね。自分が今やりたいことをすべて出来たし、MURO君としかできひんことがこのアルバムには詰まってる。他の人とやってもこの色は絶対に出ないんですよ。絶対に。誰かが真似しても200%出せない。そういうもんが作れたし、一生……10年後のB-BOYたちがこのアルバムを聴くことになる。それは100%。



HDM:(笑)。でも、実際にそういうアルバムだと思います。核心をついたアルバムというか。
ANARCHY:直感っていうか、色んなことを思って、MURO君にお願いしようと決めた自分をできあがった時に誉めた「ようMURO君とやろうと思ったな」って。いっぱいいるわけやん、プロデューサーも。やりたいこともいっぱいあるし、やれる人も増えてきた。その中で、一人のプロデューサーで、MURO君とやろうと思った自分を誉めたな、最高。俺もMURO君も時代のことなんか別に考えてなかったし、今自分たちが作れる最高の音楽を作りたいっていう気持ちでやっただけ。そういう感覚がこのアルバムでは味わえたし、また味わいたいけど、なかなか味わえへんと思う。またこういう感覚で俺は音楽を作りたいし、形は違うけど、次のアルバムでもMURO君に教えてもらったものを続けたい。音楽を作る、最高の音楽を産める自分でいたいっていうか。

HDM:MUROさんと一緒に作って、一番「感じた」こと、みたいなものはありますか?
ANARCHY:センスがハンパない。それに俺は驚かされててばっかりだったし、俺には閃かへんことばっかり過ぎて、音に関してとかも。でもそれはもうやる前から感じていたし、だからこそ俺はこの人とやりたいと思っていたし。それは多分みんな知っていることでしょ。ヒップホップの中でそれが一番大事なことだと思っているし。自分の持っているセンスをどういう風に表現するかっていう。なんなんですかね。同じことはやりたくないし、今までやったら"GRAND THEFT AUTO"みたいな曲は絶対やらへんかったもんなぁ…多分。でも、めっちゃ大好きな曲になった。

HDM:少し突っ込んだ話ですが、具体的にはどういう作業だったんですか?
ANARCHY:MURO君の家に何度も行って、色んなレコードを聴かせてもらって、「どんな音がタイプや」「どんな曲調が好きや」って、俺の好みも色々調べてくれて、「こんなトラックが好きです」「こんなんがいいです」とか俺も言って。「じゃあこれを組もう」って、その場でまた組んでくれたりして。帰ってそれに合わせてリリックを書いたら、またそれに足して返してくれるみたいな。そういう作業をずっと繰り返していて、なんか…一緒に音楽を作らせてもらったっていう気がする。結構できあがってきてから、一曲一曲に音の抜き差しとか、声を入れたり…コーラスの女の人を呼んで声をいれたりとかパワーアップして自分のところに曲が返ってくる。そういうのが何曲もまとめて、連打で返ってきたし、そん時は結構やられたっすね。俺は俺で作った時、録って送った時には「完璧や、もうやることないやろ」みたいな、俺も自分で音を抜いたりとかもしたし、そう思って送ってるから。そうしたらまた返してきてくれて、そのやり取りがむっちゃ面白かったし、なんか「まだカッコ良くなるんや」みたいな。その感覚を初めて味わったというか。共同で作ったことで俺にない色も出たし、引き出された感じ。

そして、最初の話に戻るが、「ANARCHYをもっと掘ってもらった」ところからタイトルが出て来て、"DIGGIN'ANARCHY"。キング(=KING OF DIGGIN')が、キング(=GHETTO KING)を掘った作品が"DIGGIN'ANARCHY"なのだから、ヤバくないわけがない。10年後のB-BOYが聴くことを約束されている作品にリアルタイムで出会えたということ。それだけでもラッキーな気がしてしまうのは、こうして"DIGGIN'ANARCHY"を聴きながらインタビューを構成している筆者だけではないはずだ。



HDM:今回は客演も結構参加していますが、本当にそれぞれがそれぞれに最高の仕事をしていますね!
ANARCHY:みんな「俺がこんな風にしたい」ってリリックをちょっと送ったりしただけで、みんなすぐに理解してくれて、今回は誰にも何も、「こうして欲しい」とか一回も言っていない。あればもちろん言っていたけど。逆に俺が勉強させてもらったっていう気がしてる。2nd"DREAM & DRAMA"の時は、全然フィーチャリングができひんかったし、今回は自分がやりたいと思ってる人にいっぱい頼みたいなと思ってた。フィーチャリングの曲の方が多くなっても全然いいと思ったし、その代わり、自分一人ではできひんことをできる人とやりたいっていうのがすごいあった。基本俺がファンやった人たちやし、みんなばっちりなのになってた。さすがっすね、みんな。マジで誰一人何も言ってない。曲のイメージを伝えだけで、もっとこうして欲しいは一つもなかった。

HDM:客演の誰もが「自分自身のアルバム」に向かうように作っているのが、聴いていても伝わってきます。
ANARCHY:もちろん言い出したら、ほんまみんなすごかったけど、(CHOZEN)LEE君はすごかったな。俺ももちろんフィーチャリングを頼まれたら全力でやるけど、LEE君は「もっとよくできひんかな、もっと…」みたいのがすごい。人のフィーチャリングでそこまでなれるかなってぐらいやってくれたというか。何回も聴いて「これは絶対コーラスいれた方がいい。明日もう一回録音日をとるから」って言って、もう一回スタジオに、そのコーラスを入れるためにわざわざオペラの女の子を呼んでくれて、また録音して…。そういう、一曲に対してのマジでぶつかってくれた感じがほんま嬉しかったし、また学んだし…。僕もLEE君のライブを観て、超やられてる一人やし、そんな人が自分の曲にそこまでマジになってくれることが嬉しい。

HDM:MACHOさんとの「狂気」の楽曲("6 FEET DEEP")も相当すごいです。
ANARCHY:狂ってるでしょ、確かにあれは狂ってる。でも、みんな、曲もむちゃぶりっていうか、俺だったら困るような頼み方ばっかりしたのに、それをなんか思い通りに返して来たっていうのがプロっていうか、ヤバいなっていう。みんな俺の想像以上のこうして欲しいっていう以上のものがあがってきた。「ああ、この人に頼んで良かった」って全部思った。

HDM:確かに誰一人いなくても、このアルバムは違うものになってしまうような気がします。
ANARCHY:できた時に完璧と思えたのは初めて。目指していた以上のアルバムができた。今は色んなものに惑わされる時代。色んなものがあるし、音楽だって溢れている。でもナイスなものを作ってる自信があるから、だから、素直に聴いて欲しいっていうか、そんで感じたことがそのまんまやと思う。このアルバムは、細かい味付け、こだわりが最近には見かけへん、「そこでこだわれるか?」っていう…曲間とか曲の終わり方とか…。MURO君には音楽を作る精神も学んだし、そうでなきゃなっていう気持ちがでかくなった。その気持ちがやっぱ大事やと思う。CDを聴いて欲しいし、そう思って作ってるし、ジャケットも中身も。CDを手にとって聴いてもらえたら、ダウンロードでは感じられへんことが感じられる。そういうのもMURO君の中のメッセージだと思う。それは俺も同じ。ずっとそういうもんを作りたいし…まぁ、このアルバムは完璧っすね。

…ということで、後はもう言葉を足す必要はないだろう。聴けばわかる。なぜなら、これが完璧なアルバムだからだ。

R-RATED RECORDS website
www.rratedrecords.com

ANARCHY website
www.anarchyjp.com

DIGGIN' ANARCHY SOUR MARATHON TOUR
10月1日(土) @東京 HARLEM
10月8日(土) @名古屋 SHELTER
10月15日(土) @豊橋 BIRTH
10月29日(土) @青森 J-DRAW
11月5日(土) @平塚 AZ
11月22日(火) @宮崎 WEATHER KING
11月25日(金) @札幌 SAPPORO ALIFE
11月26日(土) @函館 COCOA
12月3日(土) @宇都宮 CHERRY BLOSSOM
12月18日(日) @東京 BILLBOARD LIVE
12月22日(木) @岡山 MARS
1月21日(土) @盛岡 FACES
2月4日(土) @奈良 NEVERLAND
2月11日(土) @津山 K2
2月18日(土) @福岡
2月25日(土) @金沢 MANIER
3月4日(日) @大阪 JOULE "TOUR FINAL"(DAY TIME)


※このインタビューはHARDEST MAGAZINE #40(2011年10月)に掲載されたものです。


ANARCHY / DIGGIN'ANARCHY
RRR-1011 / 2625YEN(tax in)



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